コーナーでハンドルに力を入れてはダメな理由は? 【その4】

バイクが曲がる邪魔をするから。

バイクは後輪(リアタイヤ)で曲がります。
バイクの旋回半径を決めるのは後輪(リアタイヤ)。

バイクが傾く(バンクする)と、
その後輪の傾き(=旋回半径)にバランスするように、ハンドルが切れます。


これを、「セルフステア」といいますが、

もしこの時、ハンドルに力を入れて(押さえて)しまうと、
この動き(=セルフステア)を妨げてしまいます。


結果、

バイクは本来よりも大回りしてしまったり、曲がり始めるのが遅れてしまいます。
コーナリング性能が落ちるだけでなく、危険なことにもなりかねません。

バイクが曲がろうとするのを、人が邪魔をする。
バイク本来の性能を、人が妨げる。

力を入れることと、力を抜くこと、の相反する操作では、抜力の方が重要で難しいものです。

あらゆるスポーツ・武道にも共通することですね。

   あなたはもっと上手くなれます

その1 カタチだけのリーンイン(ハングオフ)より「どん」と座った方がよく曲がる
その2 バイクは基本「一輪車」
その3 バイクは後輪(リアタイヤ)で曲がる
その4 コーナーでハンドルに力を入れてはダメな理由は・・・
その5 前輪(フロントタイヤ)のグリップ感に不安を感じたら・・・
その6 それでも前輪(フロントタイヤ)からスリップダウン(転倒)するのは?
その7 バイクにも軸があります バイクの軸を意識しよう
その8 登りのコーナー(カーブ)が曲がりやすいのは・・・
その9 下りコーナー(カーブ)が不安・苦手・曲がりにくいのは・・・
その10 下りコーナー(カーブ)の不安・苦手意識・曲がりにくさをなくすには・・・
その11 右コーナー(カーブ)に苦手意識を感じるのは・・・



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