外足荷重は日本語訳の間違いか?
アウトフットホールドの本当の意味
本当の意味は、
アウト(外)側の脚で、身体をホールドする(支える)
決して、外足のステップを踏みつけることではありません。
お猿(さる)さんが、片側の腕で木を掴んで(からませて)ぶら下がり、
身体を反対へ投げ出すようなこと、しますよね。
あのイメージが正解です。
つまり、コーナーでバンクしている(傾いている)バイクのアウト側
(左コーナーなら右側)の、車体・タンク・ステップの付け根などに、
外側の足、くるぶし、すね、膝、太ももの内側を密着させて
イン側に傾けた(ズラした・落とした)身体を支える意味です。
リーンイン(ハングオフ)で、
外側の足で身体をホールドして傾けたバイクの内側にぶらさがる。
決して、外足のステップを踏みつけることではありません。
(腰を落としたハングオフ姿勢を保つためのものです)
たぶん、外足荷重は日本語訳の間違い
同時に、「外足荷重」という言葉が、一人歩きしている感じ・・・
で、コーナリング中に外足、
つまり「アウト側のステップに力を入れる、踏みつける」
という動作をしているのに、うまく曲がれない・・・
という話も耳にしますが・・・
結論から言うと、当然の結果
上手く曲がれなくて当然
バイク本来の旋回力の邪魔をしているのですから。
誰だ? 「Out foot hold」を「外足荷重」と誤訳したのは!!
大きなリーンイン(ハングオフ)の姿勢を取らないのなら、
むしろ、そんなことを意識せず、
どっしりと座って、シートに体重を預けるだけの方が、上手く曲がれます。
そのとき、上半身(特に両腕)の力を抜いて、行きたい方向への視線を意識すると完璧です。
(目だけでなく顔の向き全体で!)
⇒ まずは、ちょっとしたことに意識を向けるだけで「走り」は劇的に変わります