初夏、京都から周山街道で日本海、美浜、敦賀の半島へツーリング
2006年5月31日
京都嵐山から周山街道で、日本海・敦賀半島へ
朝、6時ちょっと過ぎに出発。 |
最初少しだけ、市街地ですが、すぐに、郊外の観光地のようになり、
高雄(たかお)パークウェイの入り口を過ぎるころから、空気が澄んできます。
ここから、北山杉の中のワインディングで、日本海・小浜まで、駆け抜けるルートです。
やっぱり、緑の中のワインディングは気持ちいい。。。
京都北山の奥深い所を縦断しているので、空気も冷たく、森の中を走ってる感覚です。
でも、ここもだんだんと・・・
道路の幅員が広げられ、山を削って、真っ直ぐな道になったり、
新しく、大きなトンネルができたりで、深い森の中を走ってるようなところや、
そんな中での、曲がりくねったところが、少しずつ減ってきています。
そういうのが、ここの魅力なんだけどなぁ。。。
余談ですが、笠トンネルの、北側の直線(小浜行きも、京都行きも)は、
制限速度遵守で、走ってくださいね。
京都市街までは暑くても、周山街道(R162)に入って、
京都からだんだん離れてくるにつれて、空気も冷たくなってきます。
夏でも、朝夕は、寒く感じることも・・・
それだけ、山深いんですね。
いくつもの、峠越えがあるんですが、
ピンポイントで、そこだけ霧がかかっていることもあります。
バイクで楽しむなら、できるだけ、朝の早い時間がおすすめ。
ちょっと、肌寒いかもしれないけど、それも、ここの山深さの良さだし、
なにより、交通量が少ないので、うまくいけば、ワインディング独り占め!
一気に走り抜けるも良し、山深いところで、エンジンを止めるも良し。
楽しい道ですが、くれぐれも無茶はしないでね・・・
(でも、ここの写真がないのは止まりたくなかったから・・・笑)
名田庄(なたしょう)からは、山深さから離れ、空気も暖かく感じられます。
気持ちの切り替え、走りの切り替えのためのも、
名田庄の、道の駅で、一息入れるのが、おすすめです。
ここから、小浜まで(日本海まで)約30キロ、のんびりと走るのがいいです。
小浜から、国道27号(R27)を東へ
ダレたような、ぬるい空気。。。
途中、エンゼルラインや、レインボーラインなどの、有料の観光道路もあるし、
その半島の先端への道も、楽しいですよ。
道の曲がり方は、トリッキーだし、海は、すごくキレイだし・・・
ただ、対向車には、要注意。
国道27号(R27)を佐田で左折、敦賀半島へ
原発で有名な「もんじゅ」や、美浜原発の方向へ。
この敦賀半島の海は、すごくキレイで、お気に入りのコースです。
夏は、海水浴で賑わう所で、ホントにキレイな海を見ながら、半島の先端まで走れます。
なので、海水浴シーズンは、ツーリングは避けた方が無難。
逆に、春や秋、特に今のよう初夏は、海へのツーリングでは、ベストシーズン。
ブーツを脱いで、足だけ海に入りましたが、ぜんぜん冷たくなくて、キモチいい。。。
所々に、こんな感じの、海水浴客用の駐車場があり、
きれいな海が、こんなに近くに。。。
海水浴シーズンには、有料駐車場となって、
人やクルマでいっぱいだけれど、オフシーズンなら・・・
半島の先端の白木まで、海を見ながら、気持ちよくクルージング。
いちど海岸線から離れ、トンネルを抜けると再び目の前に海! 白木へ
敦賀半島の先端の白木に到着。 |
山越えの旧道は、道幅も狭く、通るクルマも減ったのか、
草が道路まで、生い茂って荒れていました。
今日は天気も良くて、空も海もキレイで、気分も最高!
周山街道は、空気が冷たかったけど、ここまでくると、夏の空気。
朝が早かったので、木陰で昼寝。 風が気持ちいい。。。
やっぱり、朝は早く出て、混む前に市街地を抜けて、
交通量の少ないうちに、オイシイところを楽しむのが、オススメです。
帰路は、国道8号・国道161号で、琵琶湖方向へ
国道8号(R8)と国道161号(R161)の分岐手前、
片側2車線になったら、ゆっくり走ってくださいね。
琵琶湖までは、峠越えの道です。
峠を越えて、琵琶湖手前の、道の駅で休憩、ついでに昼食。
道の駅って、それぞれの差、大きいですよね。 特に、食事。
ただ、空腹を満たす程度のところもあれば、アタリ!というところも・・・
ここは、なかなかよかったですよ。
さて、このまま琵琶湖沿いに走ってもいいんですが、
空気がぬるい(?)ので、山のルートを選択。
国道303号で比良山と京都北山の間の谷筋を走る鯖街道(国道367号)へ
安曇川(あどがわ)に沿って走るルートで、朽木村(くつきむら)を経て、大原に出て、
そのまま京都市内に入れます。
この国道367号(R367)は、鯖街道ともいわれ、
若狭から、鯖だけでなく海産物を京都に運んだルートです。
(正確にいうと、今の国道367号(R367)そのものでなく、舗装されてない山道なのですが・・・)
ここも、山深くて、カーブが多くて、いいルートなんですが、
道路整備で、だんだんその良さが減ってきてるのが、残念です。
地元の人たちの生活を考えると、それで正解なんでしょうけど・・・
(でも、もっと長い目で見たら、どうかな・・・?)
実はこのとき・・・ |
道が荒れてたり、滑りやすい落ち葉が貼り付いていたり、
昼間でも暗い杉林の中、忘れかけてたころに対向車があったり・・・
誰にでも薦められるワケではありませんが、
走り込んだベテランのツーリングライダーなら、満足すると思いますよ、きっと。。。
今まで「山深い」と書いたルートなどが、比較できないような「山深さ」です。
しかも、これでもか!というくらい曲がりくねっている!
所々、道と並行して流れる清流も、ホントにきれいです。
川の水、飲めるので、途中でエンジンを止めてみてください。
このルートで、京都の奥座敷の、貴船、鞍馬に出て、京都市内に入れます。
鞍馬のすぐ手前にも、おいしい湧き水があります。
夏は、市街地に出ると、ムッとするので、
時間によっては、少し暗くなるまで(気温が下がるまで)、
ここで時間をつぶしたりもします。
(おっと、だいぶ話が、それましたね。。。)
かなり、スリックに近くなったフロントタイヤでは、
携帯の電波も微妙な、こんな深い山と谷の中、
落石の尖った石が、ゴロゴロ落ちてるこのルートは、リスクが大きすぎるので、今日はパス。
鯖街道(国道367)を南下して、花折(はなおり)トンネルを抜けて、
「途中」で、「途中トンネル」の手前で、琵琶湖へ出ました。
(「途中」は地名です。そのまま「とちゅう」と読みます。)
理由は、大原までは気持ちいいのですが、
そこから先の、市街地を長く走るのを避けたかったので。。。
国道367号(R367)から琵琶湖・堅田までの道も、速度に注意して走ってくださいね。
琵琶湖へ出て、国道161号を南下
西大津バイパスへ入ってもいいのですが、
やはり、その先の市街地がイヤだったので、琵琶湖南端の瀬田まで走り、
瀬田川沿いの道から、宇治川ラインで、宇治田原へ出ました。
宇治川ラインのワインディング、前にクルマがいなかったので、結構楽しめました。
フロントタイヤが磨耗してるので、若干アンダーが強く、無理はしないようにして・・・・
でも、そんなにストレスも不安も感じさせず、それなりのペースで走れるのは、
やはり、ミシュランタイヤの良さでしょうか?
宇治田原からは、もう普段の生活圏内。
海も、山も、楽しめたツーリングでした。
(そろそろ、ホントにタイヤ替えないと・・・)
⇒ 「走り」の中の過度の不安と緊張をなくす、ライディングテクニック習得法