【その6】
クラッチレバーを握らない停止方法で身体とバイクの負担を減らす
ツーリングで疲れにくい発進と停止の基本操作
⇒ あなたはもっと上手くなれます
バイクを走らせるために必要なクラッチ操作ですが、
このクラッチ操作の回数が多ければ多いほど、疲れもたまってきます。
このクラッチ操作を減らすことができれば、
より疲れにくいツーリングを楽しむことができます。
なので、クラッチを握らないで停止する方法を身につけましょう。(どういうこと?)
ここで、良く勘違いされるのが、クラッチを(レバーいっぱいに)切らないと、
バイクに負担をかけるのでは?ということ・・・
バイクのギアの構造からして、そんなことはなく、
むしろレバーいっぱいに切る方が、バイクに負担をかけることになります。
(長くなるので、その理由は、ここでは割愛します。)
また、エンジンブレーキが効かなくなると思われる人も
いらっしゃるかも知れませんが、そんな心配も不要です。
停止直前のスピードでは、軽くブレーキをかけるだけで、
エンジンブレーキ以上の制動力を発揮します。
言い換えれば、そのときのエンジンブレーキは、
バイクを止めるのには、ほとんど貢献していないのですから・・・
ただ、「一本橋」のときのように、
低速でバイクを安定させるのには有効です。
さて、話を戻して・・・
バイクが完全に停止する直前に、ニュートラルにするのは、
バイクに慣れた人なら、よくやっていることですが、
この操作をクラッチを切らないでやってしまうのです。
セカンドギア(2速)で、止まりかけてきたとき、
クラッチを切らないと、当然、ローギア(1速)には入りにくいですよね?
これを利用します。
アクセルを閉じて惰性で走ってきたときに
軽くシフトペダルにタッチするだけで、ニュートラルになります。
クラッチを切っていないから、
セカンドギア(2速)が外れて、ローギア(1速)に入っていない状態。
そう、「ギア抜け」状態を、故意につくるのです。
もちろん、アクセルは閉じた状態で行いますので、
バイクが暴れることもありません。
コツは、あくまでも軽く「チョン!」とタッチする程度。
ぜひ身につけて、ツーリングを楽しんでくださいね。
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その7 >>
・ その1 ツーリングで疲れにくい発進と停止の基本操作
・ その2 半クラッチとスロットル操作
・ その3 クラッチをつないでからアクセルを開ける
・ その4 バイクが停止してから足を出す
・ その5 バイクが止まるか止まらないかの渋滞ではリアブレーキが有効
・ その6 クラッチレバーを握らない停止方法で身体とバイクの負担を減らす
・ その7 繊細なブレーキングを身につける